緑色のガレージ

バイクネタ(カワサキER6F ホンダスーパーカブ110プロ) ツーリング・キャンプ ガレージ 等の自分お気に入りの事を書いていくつもりです。 ブログを通してお友達が増えることを楽しみにしておりますので、お気軽にコメント頂けたら嬉しいです。古い記事のコメントも大歓迎です。

カテゴリ:カブの事 > エンジンブロー復活記

8月15日、土曜日。
お盆休みも明日で終わりですね。
暑さも一段落して過ごしやすくなってきましたが、なぜか寂しい気持ちになるのが不思議です。

さて、今日は長野県の山中で壊れてしまったカスタムエンジンの故障した原因を探るべく分解してみました。
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まず初めに点検窓を開けてみると、フライホイールを止めてあるナットが外れていてビックリしました。

壊れた原因はコレですね。

って事は軽症かも?
いや!バルブタイミングがズレてバルブがピストンと干渉してしまったかもしれませんので作業を続行します。
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ヘッドカバーを外してバルブタイミングを点検。

やはり、タイミング位置がズレていています。エンジン異常から数十mは走れたので数コマのズレだと思います。

そしてカムチェーンですが、部分伸びがヒドイ状態です。
以前からのガシャガシャと言う異音はコレが原因だったのかもしれません。

はたしてバルブは大丈夫なのでしょうか?
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恐る恐るヘッドを外してみます。

ハイカムの状態はガタも無く、たぶん良好だと思います。
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で、気になっていたバルブの状態ですが、
カーボンの付着はありますが、当たった形跡は有りません。ラッキーです。
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シリンダーは傷無し。
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ピストン。
リングの固着無し、抜けも多分無いと思われます。

と言う事で、今回のエンジントラブルはボアアップが原因では無かったようですね。

たぶん故障の原因は、フライホイールナット外れによるバルブタイミングのズレ。もしくは、カムチェーンの部分伸びからのカムスプロケットのコマとびによるバルブタイミングのズレのどちらかだと思いますね。

これでカスタムエンジンを復活させても過ちを繰り返す事にはならないでしょう!?

で、エンジン復活の手順としては
①カーボン除去
②ガスケット入手・交換
③ピストンリング入手・交換
④ガイドローラー入手・交換
⑤TAKEGAWA DAI-HARD カムチェーン入手・交換
バルブタイミング調整
くらいで済むでしょう。

どうせなら自分でやりたいところですが、赤字の部分が出来そうも有りません。
とりあえず部品を入手して自転車屋に相談してみようと思います。
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8月24日、月曜日。
いや~急に涼しくなって朝晩なんて薄着で走ると寒いくらいですね。明日からは風邪ひかないようにジャケットを羽織って出社しようと思います。

さて、
今日は会社から帰ってきてからガレージに籠り、九州キャンプツーリングの途中でエンジンブローしたスーパーカブのエンジンの修理に取り掛かりました。

エンジンブローした時の記事は↓(クリックすると別ウィンドウで開きます)
8月7日記録

で、今日行った作業は「シリンダーヘッドのOH」です。
ってのも、どうせ自分で修理するなら壊れた部分だけじゃなく、どうせなら腰上をOHしてしまおうかと思いましてね。

で、今回揃えた品物は、
・バルブスプリング(アウター・インナー)計4個 1164円
・バルブステムシール 2個 972円
・バルブ擦り合わせ用のタコ棒 1296円
・バルブスプリングコンプレッサー 2353円
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では、作業に取り掛かります。
まずはスプリングコンプレッサーを使って、スプリングを縮めバルブコッターを外し分解します。
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外したバルブ。
写真では良くわかりませんが、カーボンが蓄積していて当たりが甘くなっている様子。
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で、バルブにコンパウンドを付けてタコ棒を使って擦り合わせをしていきます。

ステレオから流れる曲に合わせ「カン、カン、カン」っとリズム良く響かせ、コンパウンドを付けては擦り合わせるの繰り返し。
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1つのバルブに1時間以上の時間を費やして、擦り合わせ完了。
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で、バルブを組む前にオイルストーンで面取りします。
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バルブステムシールとスプリングを新しくして、バルブ組み込み完了、
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カムを組んでシリンダーヘッドのOHは終了ですが、今回はキャンプツーリング仕様にカムを変更します。

右側が今まで組んでいた武川製のハイカムですが、今回は左側のノーマルカムを組みました。
これにより、今までよりも中低速域でのトルクが厚くなる。ハズ。

では、続きは明日。
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8月25日、火曜日。
昨日に引き続いて、会社帰りにガレージに籠りました。

で、今日行った作業は、
・カムチェーンの張り替え
・ピストンのカーボン落とし&ピストンリング交換
・ガスケット加工
・シリンダー&ヘッド取り付け
です。

あと、念のために言っておきますが、私はバイクに乗るのも好きですが、同じくらいにバイクを弄るのが大好きなので、自分のバイクの整備は出来る限り自分で行いたいと思っています。
なので、この記事を見た人に整備を勧めている訳ではありません。

で、今回そろえた品物は、
・ユニバーサルプーリーホルダー            2032円
・ピストンクリップ                                    118円 【13115-GW5-910】
・カムチェーンガイドローラー                   907円 【14610-KWB-600】
・SP武川ピストンリングセット                  4490円 【01-15-016】
・キタコフライホイールプーラー               1571円 【674-0500120】
・SP武川ダイハードαカムチェーン(90L) 4369円 【01-14-0005】
・ガスケットシリンダーヘッド                    918円 【12251-KWB-601】
・ガスケットシリンダー                             313円 【12191-KWB-920】
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さてと、ステレオから流れるラジオを聴きながら、私の大切なオモチャを弄って行きます。

まずは、プーリーホルダーを使ってフライホイールナットを外し、フライホイールプーラーを使ってフライホイールを外していきます。

この特殊な工具を弄るのも楽しみの一つです。
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で、フライホイールを外すとクランクシャフトの軸がお目見えする訳ですが、
何か様子がオカシイよね・・・

軸についているのはフライホイールの位置を固定するキーのハズ。であれば、出っ張っているハズなのですが・・・まったいらです。
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出っ張っていたであろう部分を探してみると、フライホイールのキー溝に残っていました。

まず、キーが真っ二つになってしまった事には驚きましたが、
これで謎が解けました!

ピストンの上死点とフライホイールの会マークの位置が合わなかったのは、キーが割れてしまったのが原因だったようです。
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で、キーの予備を持っていないので、他の部分の復旧作業を進めます。

次は、部分伸びをしていたカムチェーンの交換ですが、
今回交換する部品は強化カムチェーンでノーマルチェーンよりも30%ほど強度が増した物にしました。
手で持った感じでは重量に違いは無いようですが、値段はノーマルの400%以上アップなので耐久性には期待が持てそうです。

それと、一つ一つの部品を吟味するのも楽しいものです。
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カムチェーンを張り替えたら、腰上を組んで行きたい所ですが、
ガスケットを加工せねばなりません。

ってのも、純正のガスケットが1231円に対して、武川ボアアップ用ガスケットは4200円なのです。

違いは燃焼室の径の違いだけなので純正を加工してみようと思いました。
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リューターで削って加工完了。

作業時間5分。

それと、加工したのはヘッド側に付くアルミ製ガスケットだけで、紙製のシリンダーガスケットは加工無しで取り付けられる事が解りました。

それにしても、
この2枚のガスケットで4200円をとる武川さんって商売上手ですね。
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で、次はピストンリング交換ですが、
こちらも故障の原因ではありませんが、OHを兼ねて交換する事にしました。

こうやってマスキングテープを張ると、リングを入れる時にピストンに傷が付きませんし、入れやすくなります。
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ピストンリングを入れる度にマスキングテープを張り替えます。

ちなみに、ピストンはアルミ材なので傷が付きやすく、そして、傷にはカーボンが付着しやすいので傷をつけないよう注意が必要なのです。
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ピストンリング取り換え完了。

所用時間 10分。

で、ピストンの頭にピストンリングの切りふきの位置をマークして、
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エンジンに装着。
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シリンダーを付けて、
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で、カムチェーンガイドローラーを新品に交換します。

右が新品で左が3万キロ走行した物。
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で、シリンダーヘッドを取り付けて、本日の整備士ゴッコ遊びは終了です。

では、次回はエンジン復活作業を完了させて車両に載せ替えようと思います。
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8月30日、日曜日。
朝からシトシトと雨が降っていて、バイクに乗れません。
普段なら憂鬱な1日となりますが、今日の僕は一味違いまして絶好のバイク日和に感じます。

ま~バイク日和って言っても、バイク整備日和なんですけどもね。

って事で、スーパーカブ カスタムエンジンの部品が揃ったので午前中から復旧作業に取り掛かりました。

それと、クドイようで申し訳ありませんが念のため言っておくと、
私はバイクに乗るのも好きですが、同じくらいにバイクを弄るのが大好きなので、自分のバイクの整備は出来る限り自分で行いたいと思っています。
なので、この記事を見た人に整備を勧めている訳ではありません。

で、まずはスペアエンジンを車両から取り外し、復旧中のカスタムエンジンを車両に載せていきます。
ってのも、カブのエンジンはシリンダーが横置き(横向き)なので、これからの作業は車両に載せた状態の方が進めやすいのです。
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カスタムエンジンを車両に仮止め後、
ついでに
ジャリジャリだったチェーンガイドとチェーンを灯油で洗浄しました。
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清掃したチェーン周り。
この作業をした後は走行中にチェーンから発する音が激変します。
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では、無事にカスタムエンジンを乗せ終わったので復旧作業に取り掛かります。

で、今回揃えた物は、

・ガスケットヘッドカバー             1個=648円【12391-KWW-600】
・ラバーマウンティング               2個=366円【9043-MV9-670】
・ボルトヘッドカバー                   2個=486円【90017-GCC-000】
・キーウッドラフ                          1個=194円【90741-003-010】
・ガスケットLクランクケース         1個=723円【11395-KWB-920】
・ベアリングニードル                   1個=680円【91005-KWB-922】
・スプリングカムチェンテンション 1個=243円【14541-GB4-681】
・ローラーカムチェンテンショナー 1個=529円【14502-086-000】
・ヘッドカムチェンテンショナー     1個=151円【14566-086-030】
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まずはカムチェーン周りの部品を交換します。
カムテンショナーを外してローラーカムテンショナーを交換。
こちらは、見た感じそれほど痛んでいる様子は無かったですが、買ってしまったのでついでに替えました。
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スプリングカムテンショナーを交換。
左が使用後で右が使用前。このスプリングはヘタると長くなってしまうようです。
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交換した部品を組み付け、クランクシャフトに新品のキーを取り付けて
(強化カムチェーンが光っていますw)
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フライホイールをトルクレンチでキッチリと組みつけます。
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で、クランクケースLカバーを取り付け
ピストンが上死点(点検窓でTマークの位置)でカム側はバルブ全閉の状態でカムスプロケットを取り付けます。

ちなみに、4サイクルエンジンには圧縮時と排気時に上死点がある訳ですが、クランク側(ピストン位置)はどちらの上死点であっても、カム側でバルブ全閉位置にセットすれば圧縮時上死点になるようです。
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で、タペット調整をし
ヘッドカバーの定位置に液状ガスケットを塗って組み付け完了。(赤く垂れているのは液状ガスケットです)
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作業終了後、しばらくの間スーパーカブを眺めていました。

お盆休みに九州キャンプツーリングを計画し、
その道の途中、長野県の山中で壊れてしまった私のスーパーカブ。
予定外のハプニングに予定が台無しになったり、金銭面でも痛い出費がかさみましたが、
自らの手で復活させた事で、
今までは無かったエンジンメンテナンスへの自信とスキルを身に着けたと共に、変態への階段を着実に前進させられたと思います。

それでは、今週末天気が良ければ「慣らしツーリング」に行って来ます~
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